車が飛んだら困るでしょう

飛びたいと思えば鳥の羽に学ぶわけで、空気抵抗を減らした、もっと抵抗なく空気の壁を切り裂きたいと思えば羽の形に近づくわけです。

なので早く走りたいテイの車は、横からみると飛行機の羽の断面図に似てくるわけですね。

しかしですね、羽に似ているということは、速度を上げてゆけばいつか飛んでしまうということです。

車は空気の壁を切り裂いて進んでいるわけで、切り裂かれた空気の壁は風になって上下左右に別れます。

左右はこの際、少々無視します。

上にを通る空気は、ボディをナメるわけですから、車の下を通る空気よりも遠回りして後ろに到達しますよね。

車の下を通る空気はある程度最短距離で後ろに到達しています。

となれば、上の空気よりも下の空気のほうが気圧が低くなるわけです。

モノってね、高い方から低い方に流れますよね。

水だって高い方から低い方へ流れます。

その常を考えると、下から後ろに回った空気は、気圧が低い上の方に行こう行こうとするのです。

その力が揚力になってしまうんですよね。

もう飛び立とうする勢いです。

スペーシア価格

そこで押し付ける

抵抗を少なく!速く速くを追求すると、最後は飛ぶしかなくなるわけです。

でも車が飛ぶわけには行きませんので、この揚力を調整しなければなりません。

そこで車を押し付ける力、ダウンフォースを作らなきゃいけないんです。

ただしダウンフォースという考え方が「押し付ける」ではいけないともいわれるんですよね。

ベンチュリー効果を考えると、押し付けるのではなく、吸い付き合うようにするというのが正解。

なので近頃のF1 はハイノーズなのですね。

じゃんじゃん空気を車の下に入れ込んで、路面とマシンが吸い付き合うように設定しているのだそうです。

ダウンフォースで揚力を抑えるという考え方から、さらに進化したということなんでしょうか。

そこら辺はまた考えるとして、飛ばれたら困るのでダウンフォースなのです。

飛ばないまでも浮いてしまえば、特にカーブなどでグリップが効かなくなってしまいます。

速く曲がることが出来ないし、ステアリングも不安になります。

地面に押し付ける力を生まなければならないので、リアウイングスポイラーをつけるということです。

また車高を低くして、出来るだけ地面の上にある車の凸と凹が大きくないようにすることで、車の下と上を通る風の速度が大きくないように設計することが可能ですよね。

とはいえ公道を走る範囲で浮かび上がることは余りありません。

浮かび上がるとしたら、走りよりも突風でしょう。