流線型とカワセミ型

新幹線で有名な話があります。

500系新幹線は従来の円錐に似た流線型ではありません。

500系新幹線はトンネルの多い山陰新幹線で使われています。

トンネルにはさまざまな気圧の変化と気流ができるものですが、その影響を受けて乗客が不快になったりするものです。

それは速さを伴えば、さらに大きくなります。

500系新幹線は何を参考に、その形を開発したかというと、カワセミでした。

カワセミが水に鋭く飛び込んで、しかも静かに獲物を捕獲するときの形から、新幹線の500系の見事な流線形は生まれました。

その結果トンネルに飛び込むときの不快感を軽減し、さらには走行抵抗の軽減、さらにエネルギー消費を抑えることに成功したのです。

FJクルーザー価格

自然界に学ぶ

つばめの大きく二つにわかれた尾羽は、つばめが旋回能力を得るために必要なものです。

大変軽量な鳥ですが、スピードと旋回能力で小さな虫を捕獲しますよね。

この旋回能力を学び、F-22戦闘機などは旋回能力を得ました。

それによって空中戦で有利となるように開発されました。

またムクドリの飛んでいる最中の形は、三角形に大変近いのですが、高速飛行にはそのムクドリから学んだ形状が生かされています。

旅客機のボーイング737などのウィングレットは、燃費の向上に貢献しています。

これは丹頂鶴の羽が先の方で反っていることに学びました。

丹頂鶴は大型の鳥ですから、飛んでいれば空気の渦が出来るのです。

その渦を羽の先がちょっとそり上がっているこの部分で、発生を防いでいます。

また鷲や鷹の一種であるチュウヒからは、羽を広げ、僅かな羽ばたきで長く空中にとどまることを787が学びました。

この張飛の羽根の形状から恩恵を得るために、787は18%の軽量化にも成功しています。

これは省エネにも貢献できるものなのです。

そして車の形状は、飛行機の研究から得ることが多いのです。

F1がカワセミから学んだのではなく、幅広い研究から得ている結果を流用し、活かしていると言えます。

もちろん独自の研究結果もありますよ。

空気の力を利用するのが飛行機なら、空気の力の影響と戦っているのが車という、大きな違いがあるのです。

飛行機は飛びたいのですが、車はスムーズに走りたいけど、飛んだら困るものなんですよね。